トム・ハンクス主演、米貨物船襲撃事件の映画公開へ
一方で当時の乗組員は、フィリップス氏が燃料費節減のため、警備会社からの再三の警告を無視してソマリア近海の航路を選んだことが事件発生を招いたとして、船を運航していたデンマークの海運会社を訴えた。今年12月には事実審理が始まる。
同氏自身もCNNとのインタビューや法廷での供述で事前警告を無視したことを認め、「警告に従ってソマリア沿岸から距離を取ったとしても、安全は保証されないと考えた」と説明した。
フィリップス氏は事件を振り返った著書も出しているが、英雄はメディアがつくりあげた虚像だと主張。「本当の英雄はシールズと、冷静に任務を果たした乗組員たちだ」と強調している。