欧米首脳の欠席は「問題なし」 ソチ五輪委員会会長
(CNN) 来年2月のソチ冬季五輪の開会式に米国やドイツ、フランスの首脳が相次いで欠席を表明していることについて、ロシア五輪委員会のジューコフ会長は「何の問題もない」との立場を示している。RIAノーボスチ通信が24日に伝えた。
同通信によれば、ジューコフ会長は「大事なのは競技で、式典に出席する首脳の人数ではない」と強調した。
オバマ米大統領は先週、日程上の都合を理由に開会式欠席を表明した。大統領は今夏、ロシアで同性愛の「宣伝行為」を規制する法律が制定されたことに対し、「私ほど怒りを覚えている人間はいない」と述べていた。また開会式に出席する米代表団のメンバーとして、同性愛を公言している元プロテニス選手、ビリー・ジーン・キングさんらを派遣すると発表している。
ドイツのガウク大統領は「人権侵害への抗議」として出席を見送る。フランスのオランド大統領も欠席するが、ファビウス仏外相は先週、同大統領の出席はもともと「予定されていなかった」と述べた。