氷の楽器でオーケストラ スウェーデン北部の町
ホールも氷のドームで、定員は170人。今年は4月初めまでの間に、ここで40回ほどコンサートを開く。
リンハートさんは10年前、ルーレオで進んでいた「氷のホテル」の建設に協力するために米国からやって来た。ここで出会った女性と結婚し、そのまま町に住みついたという。
ルーレオでは現在、インターネットの交流サイト(SNS)大手フェイスブックが米国外で初となるデータセンターの建設を進めている。冷房のコストを節約できる気候が決め手となったようだ。
リンハートさんによれば、氷の楽器の特長はまず製作期間が短いこと。傷が付いたらストローでとかし、水を加えて再び凍らせれば元通りだ。
光を通す美しさも特長のひとつ。コンサートでは楽器の中に熱を出さないLED(発光ダイオード)電球を入れ、色を変えて光らせる演出も取り入れている。