ロシアのプルシェンコ選手、棄権の真相を巡り情報錯綜
同選手はその後、スケート連盟のウェブサイト上でインタビューでの発言を修正し、「連盟から圧力をかけられた事実は一切ない」と強調。「英語がうまく話せないため発言が誤解された恐れがある。質問のニュアンスもよく分からなかった」と釈明した。
プルシェンコ選手は15日、ロシアのメディアとのインタビューでも、団体戦後にマキシム・コフトゥン選手(18)との交代を申し出たものの本人がすぐには見つからなかったうえ、体調不良も発覚したと話していた。
プルシェンコ選手の棄権を巡っては、フィギュア女子の元金メダリスト、イリーナ・ロドニナ下院議員や、もともとコフトゥン選手を推していた極右政党・自由民主党のジリノフスキー党首らが厳しく批判する一方、妻のヤナ・ルドコフスカヤさんがメディアに抗議するなど、激しい議論が巻き起こっている。
同選手は棄権後に引退を表明した。近く専門家の治療を受けることになっている。