全米スペリング大会、2人が優勝分け合う
(CNN) 世界各国の子どもたちが英単語のつづりの正確さを競う恒例の大会「スクリップス・ナショナル・スペリング・ビー」の決勝が29日に米国で行われ、スリラム・ハスワー君(14)とアンスン・スジョ君(13)の2人が優勝を分け合った。
決勝で2人は正解を連発し、この大会のために用意された単語リストに出題すべき単語がなくなったため、主催者は2人の優勝を宣言した。同大会が引き分けに終わったのは1962年以来、約50年ぶりだという。
ニューヨーク州ペインテッド・ポスト出身の8年生(日本の中学2年に相当)のハスワー君は、会話、特に芝居の中の口論などを意味する「stichomythia」という単語を正確につづり、優勝を決めた。
一方、テキサス州フォートワース出身の7年生のスジョ君も、欧州紙の紙面の一部を意味する「feuilleton」という単語を正確につづった。
決勝は、8カ国から出場し、予選を勝ち抜いた281人で争われた。27日に始まった熱戦は29日夜まで続き、米ESPNがその模様を生中継した。
スジョ君はESPNのインタビューで、テレビでこの大会を見て病みつきになったと語った。スジョ君は絶対音感の持ち主でもあり、ピアノ、バスーン、ギターを弾くという。一方、2年生だった2008年にこの大会に初出場し、昨年3位だったハスワー君は、今大会の優勝候補だった。
主催者によると、今大会の出場者のうち最年少は8歳で、最年長は15歳だったという。