W杯観戦の宿泊先、割安の「ラブモーテル」が人気 ブラジル

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リオデジャネイロのビーチ。ホテルにほとんど空きはないという

リオデジャネイロのビーチ。ホテルにほとんど空きはないという

ロンドン(CNNMoney) 今月12日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)本大会で宿泊先の確保に手間取る海外の観戦者の間で時間制料金を請求する地元の「モーテル」が人気を得ている。

この種のモーテルは日本で言えば「ラブホテル」。サンパウロの旅行コンサルタントによると、結婚を控えそれぞれの実家に住む若いカップルなどが2人きりの夜を過ごす時に使える場所として重宝がられ、ブラジル内で増加中だという。

通常料金は一般ホテルより安めだが、専用プールなど驚く付属サービスや施設を提供しているものもある。ただ、同コンサルタントは「売春宿」とは違うと強調。30分単位で貸し出す最安値のモーテルも多いが、湯が出る浴槽やサウナなどを完備した豪華版もある。

サンパウロのモーテル(60室)経営者によると、外国人の予約が増え、W杯期間中の海外からの宿泊客は3倍に膨れると予想。売り上げは20%伸びると期待している。

利用料金は1泊105~620米ドル(日本円で約1万800~6万4000円)の範囲だが、通常の客が半日利用で支払う額の約2倍の水準にもなっている。外国人利用客を増やすためウェブサイトの英語版も開設し、エクスペディアなどのオンライン旅行会社に売り込んでいる。

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