モデルのやせ過ぎにストップ、仏議会が法案を審議
パリ(CNN) ファッションモデルに過度の減量を強いる風潮に歯止めをかけようとする法案がフランス議会で審議されている。
提案しているのは医師のオリビエ・ベラン議員。保険法案の修正という形で、モデルを雇う業者に本人の体格指数(BMI)が18以上であることを証明する診断書の取得や、定期的な体重チェックを義務付ける内容だ。違反者には罰金や、場合によっては禁錮刑が科せられる。
ベラン議員は「モデルにもっとやせろと言い続け、危険なまでに追い詰める風潮を止めなければならない」と話す。
同議員によれば、食欲を抑えるために綿の玉を飲み込むようなダイエットも横行している。「有名雑誌の編集長から聞いた話では、モデルを細く見せるためではなく、浮き出た骨の線を消すために写真を加工しなければならないケースが増えている」という。
法案ではさらに、若い女性らを対象に無理なダイエットを奨励し、やせ細った体の画像を投稿させるようなウェブサイトも規制される。