FIFA汚職 米当局、元副会長など14人を起訴
スイスでは同日、FIFAのジェフリー・ウェブ副会長など7人が逮捕された。米司法省のリンチ長官は、同日CONCACAFのフロリダ支部を捜索したことも明らかにした。
米当局は逮捕者の米国移送を求める見通しだが、スイス当局によれば大半が異議を申し立てているという。
FIFAのブラッター会長については、逮捕や起訴はされなかったものの、捜査の対象になっている。ブラッター会長に対する容疑は晴れたのかという質問に対してリンチ長官は、「ブラッター氏の状況についてはこれ以上コメントできない」と言うにとどめた。これに先立ち当局者は、ブラッター氏に対する捜査はまだ続いていると話していた。
ブラッター会長の声明では、FIFAは米国とスイスの当局による捜査を歓迎すると表明。「サッカーにおける一切の不正行為を根絶するため、FIFAが講じてきた対策を強化する一助になる」と評価した。
同会長は29日の総会で再選される可能性がある。イングランド・サッカー協会(FA)のダイク会長からは、これを問題視する意見が出た。欧州サッカー連盟(UEFA)は総会の延期を求め、FIFA会長選については半年以内に改めて実施するよう要求している。