FIFA総会が開幕 「汚職関与は少数の人」、ブラッター会長
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)の副会長ら幹部が賄賂を受け取った疑いで逮捕・起訴される中、FIFAの総会が28日、スイスのチューリヒで開幕した。ブラッター会長は汚職に関わったのは「少数」の人々だと述べ、「これを転換点としようではないか」とFIFAの改革を呼びかけた。
ブラッター氏はまた、多くの人々からFIFAの行為に対する同氏の責任を問う声が出ていることは理解していると言及。ただ「組織の名声と健全性への責任を背負い、改革の方法を見つけることが私の仕事だ」と主張した。
評論家や政治家、欧州サッカー界からはブラッター氏に辞任を求める声が上がっている。
イングランド・サッカー協会(FA)は総会で行われる次期会長選で、ブラッター氏の対抗馬であるヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン王子への支持を表明。キャメロン英首相も声明で「FIFAの最上層部には、トップの変更を含む重大かつ広汎な改革が緊急に必要だというFAの考えを全面的に支持する」と述べた。