メディア王マードック氏、フォックスCEO退任へ 後継は次男
ニューヨーク(CNNMoney) 「メディア王」として知られるルパート・マードック氏が、メディア・娯楽大手21世紀フォックスの最高経営責任者(CEO)を退任する見通しとなった。関係者が明らかにした。
後任のCEOには次男のジェームズ・マードック氏が就任するほか、長男のラクラン・マードック氏が共同会長となる。
ルパート氏に親しい関係者は、同氏が「息子たちが会社の経営に協力して当たってくれることを心から望んでいる」と述べている。
もっともこれは「肩書きの変更」に過ぎないと言う関係者もいる。ルパート氏は最終決定権をもつ会長として「積極的関与を行うだろう」とこの人物は言う。
この人事に伴いチェース・ケーリー社長兼最高執行責任者(COO)は退任する。ただしケーリー氏はルパート氏の顧問として残るという。
今回の人事は来週初めの取締役会で議論される。実際の交代がいつになるかは不明だ。