スヌープ・ドッグ、違法な現金所持で半額没収 伊空港
(CNN) イタリアの警察筋によると、同国南部カラブリアのラメーツィア・テルメ空港で1日、米国人ラッパーのスヌープ・ドッグさんが無申告で米ドルの現金42万2820ドル(約5243万円)を持ち出そうとしていたことがわかり、20万5933ドル分が押収される罰則を受けた。
警察筋はCNNの取材に、出国の際の規定額を超える現金所持は通常の手荷物検査などで判明したと指摘。イタリアを離れる際、旅行客が無申告で所持出来る現金は最大1万ユーロ(約136万円)。米ドルでは約1万1010ドルとなる。この上限額の規定は資金洗浄対策の一環ともなっている。
スヌープ・ドッグさんは先週初め、モンテパオネ村での公演のため専用機で伊南部に到着。警察の取り調べに対し、現金はイタリア公演に伴って自らのバンドへの報酬用として所持していたと述べた。
一部の現金が没収された後、英ロンドンへ向けて出国していた。イタリアの財務警察が今後、今回の公演計画やスヌープ・ドッグさんへの出演料などを調べる方針。
スヌープ・ドッグさんが今回押収された現金の返還を求めた申し立てが出来るのかどうかは不明。広報担当者はコメントを求める電話や電子メールの問い合わせに応じていない。