バンクシーの壁画新作、仏難民キャンプでの「催涙ガス」を批判
ロンドン(CNN) 英国の覆面ストリート・アーティスト、バンクシーが在ロンドン仏大使館の向かい側に、仏北部カレーの難民キャンプで当局が催涙ガスを使ったとされる場面を批判する新たな壁画を描いた。
壁画は仏ミュージカル「レ・ミゼラブル」のポスターをまねたデザイン。催涙ガスに包まれて泣く少女の姿が描かれている。
その近くに記されたQRコードをたどると、仏警察が今月5日、カレーの難民キャンプを急襲した場面とされる約7分間のビデオにつながる。
バンクシーがデジタル式のインタラクティブ(双方向)壁画を作ったのは、今回が初めてだ。
ビデオでは機動隊が難民に対して催涙ガスとゴム弾を使っている。一方でカレーの警察報道官は、キャンプ内で催涙ガスが使われた事実はないと主張した。