外国人旅行者のための相撲部屋見学ガイド
「力士は一見怖そうだが、とても親切で、たいてい快く撮影に応じてくれる」(同氏)
通常、相撲部屋への訪問にかかる費用は、両国までのきっぷ代くらいだ。
しかし最近、法外な料金を取ってけいこを見学させる業者がいくつか現れた。バクトン氏は、決して払ってはいけないと警告する。
バクトン氏によると、「相撲部屋は本物の朝げいこの後、旅行者向けに偽のけいこを行うことがある」という。「豪快な投げ技をいくつか見て、さらに数百ドル支払うと力士と食事ができるが、そんなのは見せかけの演出で、真の相撲の世界ではない」
さらに、この種の見学ツアーのガイドは必ずしも相撲の専門家ではないという。「ガイドは通常日本人だが、日本人だからといって相撲に精通しているわけではない」
「ガイドがでたらめな解説をしているのを聞いたことがあるが、外国人旅行者は解説が正しいか否かの判断ができない」(バクトン氏)
バクトン氏によると、相撲部屋の見学に最適な時期は、12月の最終週、1月の第1週、4月の最終週、5月の第1週、8月の最終週、9月の第1週だという。
「(両国国技館で行われる)本場所は1月、5月、9月なので、場所前の数週間は見学するのにちょうどいい。(その期間は)けいこにかなりの緊張感があり、力士らも真剣にけいこに取り組む」(バクトン氏)