素潜りで122メートル、NZの男性が世界新記録
(CNN) 潜水器材を使わずに素潜りできる深さを競うフリーダイビングで、ニュージーランドのウィリアム・トゥルブリッジさん(35)が世界記録を更新した。息を止めていた時間は4分24秒だった。
トゥルブリッジさんはカリブ海のバハマで4月30日、ロープを伝って潜るフリーイマージョンの競技に挑み、122メートルの素潜りに成功。自らが2011年4月に達成した121メートルの世界記録を更新した。世界記録の達成はこれで16度目となる。
ウェブサイトに掲載したビデオ声明の中で、トゥルブリッジさんは今回のダイビングについて「素晴らしい潜降だった。潜降はすべてがうまくいった」と振り返った。しかし浮上する際にトラブルに見舞われ、「水面が近づくにつれ、浮上したら意識を失うかもしれないと思った」という。
幸いなことに無事浮上を果たしたトゥルブリッジさん。次は3日に再度、世界記録に挑戦する。
今回は父のデービッド・トゥルブリッジさんが初めて息子の世界記録更新を見守った。「私たちは10年もヨットに乗って海の上で暮らしているので、息子にとって海は裏庭であり、遊び場のようなもの」とコメントしている。