レスター、プレミアリーグ初制覇 不屈の精神で下馬評覆す
(CNN) サッカーのイングランド・プレミアリーグは2日、第36節の1試合が行われ、2位のトットナムがチェルシーと2-2で引き分けた。この結果、残り2節を残して首位レスター・シティーとの勝ち点差は7となり、同クラブの創設以来初となるリーグ優勝が決定した。
レスターは1日の試合でマンチェスター・ユナイテッド相手に1-1の引き分け。勝ち点を77に伸ばしていた。
キツネの顔をクラブのシンボルにしていることから「フォクシーズ」とあだ名されるレスターは、プレミアリーグの中で弱小との評価が定着していた。2008年には3部リーグでの戦いを余儀なくされ、プレミアに復帰した昨シーズンも降格の危機にさらされた。今シーズン開幕時に英国のブックメーカー(賭け屋)がつけた優勝オッズは5000倍だった。
しかし開幕に合わせて就任したイタリア人のクラウディオ・ラニエリ監督の下、チームは「最後まであきらめない」をモットーにした勝負強さを発揮して快進撃。シーズンを通じてその勢いは衰えず、サッカー界の歴史に残る番狂わせを達成してみせた。
優勝が確定した後、主将のウェズ・モーガンはクラブの公式サイトに「選手たちの間で、これまで経験したことがないほどの強い気持ちを感じた。みんな兄弟のようだった」と、喜びのコメントを寄せた。
Jamie Vardy is #havingaparty! pic.twitter.com/KD72hwQrau
— Leicester City (@LCFC) 2016年5月2日