ロシア、ウクライナ人歌手の優勝に反発 ユーロビジョン
ウクライナのポロシェンコ大統領はツイッター上でジャマラさんに祝意を表した。同国は昨年、経済危機によりユーロビジョンへの出場を断念していた。
今年の結果をめぐっては、優勝が有力視されていたロシア代表のセルゲイ・ラザレフさんが3位にとどまったことも、ロシアの感情を逆なでする要因になっているようだ。
ユーロビジョンについて複数の著書を出しているジャーナリスト、ジョン・ケネディ・オコナー氏は、ラザレフ氏の事前の評判が「これまでの大会で見たこともないほど高かった」と指摘する。
オコナー氏はまた、ジャマラさんの歌は「政治的メッセージ」を禁じる大会規定に違反していたとの見方を示す。同氏はCNNとのインタビューで「ウクライナ側は歴史上の出来事についての歌だと主張するが、同国で現在、似たようなことが起きているという事実は無視できない」「この歌詞が認められたことに対し、ロシア人が腹を立てる気持ちも分かる」と語った。
.@jamala reppin’ and winning @Eurovision for is our #VideoOfTheDay pick. #Eurovision https://t.co/hE38aM6l2S
— Twitter Video (@video) 2016年5月15日