「ピンク・フロイド」の切手発売へ、業績たたえる 英
(CNN) 英国郵政当局は5日までに、1960年代に登場し幻想的なサウンドの中に反体制的なメッセージをにじませた曲などで一時代を画した同国のロックバンド「ピンク・フロイド」の業績をたたえ、10種類の郵便切手を発売する計画を明らかにした。
エリザベス英国女王の承認が必要だが、実現すれば英国の切手を飾る音楽バンドとしては2007年の「ビートルズ」以来となる。
同国の国営郵便企業「ロイヤル・メール」によると、ピンク・フロイド関連の切手発売はデビュー後の50年にわたる活躍に敬意を表しての事業。発売は今年7月7日から予定している。
同企業は10年に英国のバンドに焦点を当てた古典的なアルバムの表紙を特集した切手集で、ピンク・フロイドの「The Division Bell(邦題名は『対/TSUI』)を使ったことがある。
ロイヤル・メールが今回発売を計画する切手には、「原子心母」「狂気」「アニマルズ」「炎~あなたがここにいてほしい」「永遠/TOWA」などのアルバムの表紙カバーなどが紹介されている。また、4種には、66年から94年までの間に実施された公演ツアーの生演奏でのイメージ画像も取り入れられている。
10種の切手の事前注文は5月26日から始められ、一式の価格は6.48英ポンド(約1004円)。「炎~あなたがここにいてほしい」のカバーの図柄などがセット表面に飾られた限定発売版は79.99ポンドとなっている。