「ムーラン」実写版、シナリオ案にアジア人から批判噴出
在米のアジア人や太平洋諸島出身者のウェブサイト「18MR」が中心となって、同作品のシナリオ作成チームにアジア系の脚本家を参加させるよう求める署名運動を開始。これまでに約1万2000人の署名が集まった。
18MRの担当者はCNNとのインタビューで「流出したストーリーはアジアの伝統的な物語について、ホワイトウォッシュしなければ成立しないと決めつける考え方を示唆している」「自分たち自身で自分たちのために語らない限り、我々は単なるステレオタイプになってしまう」と危機感を示した。
さらに、これはメディアの組織上の問題だと指摘。出演者だけでなくシナリオ作成チームや製作指揮チームにもアジア人が参加し、存在感を示す必要があると強調した。
ディズニーの情報筋は米誌バニティ・フェアに「流出したのは初期の一案にすぎない」と語ったが、ネット上の論議は収まる気配を見せていない。
Tell @Disney to ditch the white savior plot and hire an Asian American writer. #MakeMulanRight sign our petition: https://t.co/XyNcSRtS7R pic.twitter.com/4vUytKjay9
— 18millionrising (@18millionrising) 2016年10月10日