ロバート・レッドフォード、俳優引退に言及 監督業に専念へ
(CNN) 米国の著名俳優のロバート・レッドフォードさん(80)は12日までに、製作が進行中の2作品に出演した後、俳優業からの引退を考慮していることを明らかにした。
美術館「ウオーカー・アート・センター」用のインタビューで聞き手役の孫に当たる男性に明かした。「2作品が終わったら全てに分かれを告げるつもりだ。その後は監督業に注力する」と述べた。また、好きな絵画制作に戻ることへの意欲も示した。
会見では「俳優業に疲れた。辛抱強くない性格だから、座り続けて待ちながら、撮影を繰り返すことが難儀になった」とも明かした。
ただ、レッドフォードさんの代理人はCNNの取材に、現在抱えている2作品が終わった後にも出演が求められている複数のプロジェクトがあることを明らかにした。
レッドフォードさんの次回作は、女優のジェーン・フォンダさんと再び共演する「Our Souls at Night(原題)」、と「The Old Man and the Gun(原題)」の2本となっている。
レッドフォードさんはこれまで数々のヒット映画に出演。1980年には監督した映画「普通の人々」でアカデミー監督賞を受賞。2001年にはアカデミー生涯功労賞に輝いていた。優れた独立系映画や監督などを発掘するサンダンス映画祭の創設者としても有名。