墜落機搭乗のシャペコエンセにタイトル 南米サッカー連盟
(CNN) 南米サッカー連盟は5日、コロンビア・メデジン近郊で起きたチャーター機の墜落事故で監督や選手が犠牲となったブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセを域内のクラブ同士が争う「コパ・スダメリカーナ」のチャンピオンに認定すると発表した。
シャペコエンセは今年の同大会で決勝に進出。第1戦に向けての移動中に墜落事故に遭った。対戦予定だったコロンビアのクラブ、アトレティコ・ナシオナルは先月30日、南米サッカー連盟に対してシャペコエンセへのタイトル授与を要望していた。
ブラジルではパルメイラスやサンパウロなど少なくとも4つの有力クラブがシャペコエンセに対し、2017年シーズン中の選手の無償レンタルを申し出ている。またこれらのクラブはブラジルサッカー連盟に向けて共同で声明を出し、シャペコエンセを向こう3シーズン、国内リーグの1部から降格させない特別措置を講じるように求めた。
このほか、ある保険会社は、犠牲者の遺体の防腐処置やメデジン空港への輸送にかかった費用の全額負担を申し出た。
シャペコエンセのサポーターや選手の家族、友人らは3日、本拠地のスタジアムに集まって犠牲者を追悼。4日にはブラジル各地で葬儀の式典が営まれた。