今季のF1年間王者のロズベルク、突じょの引退宣言

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今年のF1年間王者、ニコ・ロズベルク選手(中央)。突じょ引退を表明した

今年のF1年間王者、ニコ・ロズベルク選手(中央)。突じょ引退を表明した

(CNN) 自動車レース、フォーミュラワン(F1)シリーズで今季初めて年間王者に輝いたメルセデス所属のニコ・ロズベルク選手(31、ドイツ)は2日、フェイスブック上で引退を表明した。

突じょの引退宣言はFI界や世界のスポーツ界に衝撃を与えている。同選手は「山を登り、頂上に到達した」との心境を吐露。今年10月に日本の鈴鹿でのレースに勝った後、引退を考え始め、アブダビ・グランプリ(GP)には最後の1戦と決心して臨んだという。進退を最終的に決めたのは先月28日としている。

王者は夢だったとし、勤勉さ、苦痛や犠牲を通じての目標だったものを成し遂げたとも説明。夢の達成のため自らを支えてくれた全ての人間への深い感謝を今は強く感じていると続けた。

ロズベルク選手は今季、メルセデスの僚友ルイス・ハミルトン選手(英国)と最後まで熾烈(しれつ)な王者争いを繰り広げ、アブダビGPで決着を付けていた。ドライバーズ得点でハミルトン選手に5ポイント競り勝っての王者獲得だった。

ロズベルク選手の父ケケは1982年のF1総合優勝者。ロズベルクは2006年にウィリアムズのマシンでF1にデビューし、メルセデスには2010年移籍していた。これまで計206戦に出場し、23勝を挙げていた。

年間総合王者を獲得しての引退は、1993年のアラン・プロスト(フランス)以来となる。

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