キャリー・フィッシャーさん死去、SWの「レイア姫」演じる
(CNN) 人気映画「スター・ウォーズ」シリーズでレイア姫を演じた米女優キャリー・フィッシャーさんが27日午前、ロサンゼルスで死去した。60歳だった。娘の広報担当者が明らかにした。
関係者によると、フィッシャーさんは4日前に英ロンドンからロサンゼルスに向かう機内で心疾患に見舞われていた。
フィッシャーさんは女優デビー・レイノルズさんと歌手エディー・フィッシャーさんの間に生まれ、1975年のハリウッド映画「シャンプー」でデビュー。学校を中退して母のレイノルズさんとともにブロードウェイの舞台に出演するようになった。
ジョージ・ルーカス監督が手掛けた1977年の「スター・ウォーズ」第1作で、ジョディー・フォスターやエイミー・アービングなどを差し置いてレイア姫に抜擢(ばってき)されて一躍有名になり、その後もシリーズ続編に出演。強く独立心の強い役柄でフェミニストの象徴のようなイメージを確立した。
ほかにも「ブルース・ブラザース」「恋人たちの予感」などの作品に脇役で出演したほか、回顧録「プリンセス・ダイアリスト」などの著書を出版。「ウェディング・シンガー」「天使にラブ・ソングを」などの映画では脚本の校正も手がけた。
スター・ウォーズでは第1作目から40年近くたって公開された2015年の「フォースの覚醒」に再びレイア姫として出演。現在公開されているスピンオフ映画「ローグ・ワン」にもデジタルで制作された若い頃のレイア姫姿で登場している。
直近ではロンドンで、米ネット通販大手アマゾンが配信するテレビ番組「カタストロフ」の撮影を行っていた。