米アカデミー賞、シリア激戦地の救命活動描く短編が受賞
ハティブさんは受賞前にCNNが行ったインタビューの中で、「ホワイトヘルメッツがやっていること、そしてシリアで起きていることを世界に知ってほしいと思い、カメラを取ってボランティアを始めた」と語っていた。
ホワイトヘルメッツががれきの中から子どもを助け出す場面を撮影したことをきっかけに、この活動を続けようと決心したというハティブさん。「誰かが誰かを殺すのは簡単だ。しかし命を救うのはととも難しい」と訴える。
自身の未来については、内戦で中断されてしまった教育をいつかまた受けたいと希望を語り、「明日にもこの戦争が終わってくれたら」と願う。「シリアを再建し、商店や病院、市場、大学を再建したい。シリアを解放して難民になった人たちをこの国に戻したい」