ボストン・マラソン初の公式女性ランナー、50年後も完走
当時の様子が写真に残っている。
スウィッツァーさんは当惑しながら現場から逃げ出した。数マイルほど歩いた後、怒りをエネルギーに変えて、最後はレースを完走した。リアイアは選択肢になかったという。4時間20分で完走したが、その後、失格となった。
スウィッツァーさんはその後も、1972年まで女性がボストン・マラソンに参加できるよう働きかけるキャンペーンを続けた。女性だけのレースの開催などに尽力し、1984年に五輪で女子マラソンが正式種目となる道筋を作った。