レディ・ガガとウィリアム王子がビデオ対談、心の健康語る
(CNN) 英王室は18日、米歌手レディ・ガガさん(31)と英ウィリアム王子(34)が心の健康について語り合うビデオをフェイスブックに掲載した。
ウィリアム王子夫妻と弟のヘンリー王子は、心の健康問題についての啓発キャンペーンを展開中。ビデオはその一環として公開され、ウィリアム王子がロンドンのケンジントン宮殿からビデオ電話をかける形式で、ロサンゼルスの自宅にいるガガさんにインタビューした。
ビデオの中で2人は、多くの人が偏見や不安に阻まれて、自分の気持ちを打ち明けられずにいると指摘した。「心の病気には恥じらいが付きまとう。自分に何か問題があるように感じてしまう」とガガさんは言う。
キャンペーンではさまざまな立場の人たちが、自分の心の健康問題について語っている。ガガさんはそうした告白について「美しいストーリー」と評し、自らの心的外傷後ストレス障害(PTSD)に言及。「とても幸せなはずなのに、朝目が覚めると否応なく、ひどく疲れてとても悲しい気持ちになる。不安でいっぱいで、何も考えられないほど震えている」と打ち明けた。
ウィリアム王子は「今こそ誰もが声を上げるべき時」と応じ、「友人や家族と会話するだけでも大きく違う」と呼びかけている。
ガガさんは先に、自らが設立したボーン・ディス・ウェイ財団を通じて書簡を公開し、19歳の時に性的暴行の被害に遭って以来、PTSDに苦しんでいることを告白していた。
2人は今後も連携し、特に若者に焦点を当てて取り組んでいくことを確認。10月に英国で会うことを約束した。