五輪開催地、24年と28年を同時決定へ パリとロスが有力
ニューヨーク(CNNMoney) 国際オリンピック委員会(IOC)は11日の臨時総会で、2024年の夏季五輪に立候補しているパリとロサンゼルスのうち、一方を24年、もう一方を28年の開催地とする案を満場一致で承認した。
IOCのコーツ副会長は同日、どの年にどちらで開催するかを両都市の招致委員会が話し合い、IOCが9月にその結果を承認するとの手順を示した。2大会の開催都市が同時に決定するのは異例。
両都市間で結論が出なければ、9月の時点でIOCが決定する。その場合、28年についてはさらに候補地を募る可能性もある。
24年の候補は、今年2月にブダペストが撤退し、パリとロサンゼルスだけになっていた。両都市とも、必要な施設の9割以上はすでに整備され、追加費用を抑えることができると主張してきた。
IOCのバッハ会長は昨年12月、大会ごとに一都市を選ぶ方法は「敗者」を増やすばかりだとして、24、28年の開催地を同時に決定する可能性を示唆。先月開かれたIOCの理事会で、この方式が承認されていた。