スティーブ・ジョブズ氏の生涯がオペラに、サンタフェで公演
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ氏の生涯を描くオペラ「(R)evolution Оf Steve Jobs」の公演が、米ニューメキシコ州サンタフェで始まった。
サンタフェ・オペラは全米で最大級の夏のオペラフェスティバル。ハイテクを駆使した公演では、ジョブズ氏がスティーブ・ウォズニアック氏と共に製品を開発していたアップル創業当時から、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の発表、ローレン・パウェル氏との結婚など、生涯の主な出来事を描く。
台詞のほとんどは、ジョブズ氏についての記録から書き起こし、私生活を再現した人物像と組み合わせた。
台本はピュリツァー賞音楽部門を受賞したマーク・キャンベル氏が手掛ける。「記事を読んだり発表会を見たりして、世界の誰もがスティーブ・ジョブズ氏のことを知っていると思っている」「だが私たちはこの象徴的な人物を人間として描き、生涯において偉大でも美しくもないことや、弱さと強さ、資質を描きたい」と語る。
舞台装置には、初期のマッキントッシュの起動音など、ジョブズ氏が制作にかかわった製品のサウンドを取り入れた。
台本ではアップルの「iPhone」などの製品名は、著作権の問題があって使うことができず、代わりに「1台のデバイス」という言葉を使用する。