アップルが新しい絵文字を披露、女性の授乳やスカーフ姿も
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは17日の「世界絵文字デー」に合わせて、スマートフォン向けのiOSなどで年内に登場予定の新しい絵文字を披露した。
新しい絵文字は、iPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)に搭載されているiOSや、マック向けのmacOSなどで使われる予定。頭にスカーフをまとった女性や授乳中の女性など、多様な女性の姿が登場したほか、ココナツやサンドイッチなどの食べ物、ティラノサウルス、ヨガマスター、シマウマ、妖精、ゾンビの絵文字もある。
人の顔では驚いて頭が吹き飛んだ表情や、目が星になった表情などが加わった。
絵文字や文字の国際基準を定めている非営利団体のユニコードコンソーシアムは、今年に入って新しく69の記号を承認。アップルはこれに基づいて新しい絵文字をデザインした。
アップルやグーグルなどのソフトウェアメーカーは、それぞれ自社のOS向けに絵文字をデザインしている。このためグーグルの「アンドロイド」を搭載した端末と、アップルのiPhoneやiPadでは絵文字の見え方が異なる。
ただ、グーグルの絵文字は不評だったことから、アンドロイド次期バージョンの「О」ではデザインが刷新される予定。Оのリリース予定はまだ発表されていない。
アップルは例年、9月にOSの次世代版を公開している。
ユニコードコンソーシアムが承認する公式絵文字は、2年前の722文字から、今では2666文字へと激増した。肌の色や国旗、職業などの多様化も進んでいる。