米アップル、2年ぶりに多様性担当副社長を任命
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが約2年ぶりに、包容・多様性担当副社長を任命したことが24日までにわかった。同ポストは前任のジェフリー・シミノフ氏が2015年にツイッターに転職して以来、空白になっていた。
新しい包容・多様性担当副社長に就任したのは、1997年にアップルに入社したデニーズ・ヤング・スミス氏。今後はティム・クック最高経営責任者(CEO)の直属となる。
人事異動は22日付。スミス氏はビジネス向け交流サイトのリンクトインにも新しい肩書を掲載している。
スミス氏はアップルで小売り事業を軌道に乗せるプロジェクトなどを主導し、直近ではグローバル才能人材発掘担当副社長を務めていた。
多様性を巡ってクックCEOは、「解決可能な問題」との認識を示し、2015年には女性の採用を増やしたいと語っていた。しかしアップルの直近の多様性報告書によると、従業員は依然として白人と男性が大多数を占める。それでも女性や黒人の技術職の採用数は、2014年に比べてわずかに増えた。