マライア・キャリーさん、双極性障害の診断を告白
(CNN) 米人気歌手のマライア・キャリーさんは12日までに、米誌ピープルとのインタビューで、双極性障害と診断されていることを明らかにした。長いあいだ診断を受け入れられなかったというが、このたび公表を決断した。
マライアさんは「最近まで現実から目をそむけた孤独な状態で過ごし、誰かに暴露されるかもしれないという恐怖に常にさいなまれてきた」と告白。精神的負担が余りに重く、こうした状態を続けることはできないとの判断から、治療を受けるに至ったという。
米国の病院メイヨークリニックは双極性障害を「躁(そう)や鬱(うつ)など極端な気分の変化を引き起こす精神衛生上の状態」と定義している。
マライアさんによれば、最初に診断を受けたのは2001年。心身の消耗で入院した時のことだった。
現在はセラピーを受けているほか、双極性障害Ⅱ型用の薬も服用している。薬は良く効いているといい、「薬で過度の疲労感やだるさを感じるようなことはない」と話す。
公表を決断した理由については、「今は本当に良い状態で、双極性Ⅱ型障害の闘病について話しても大丈夫だから」と説明した。
「何かをひとりで経験している人への偏見が無くなればという思い」と話すマライアさん。「信じられないほど孤独な経験だが、それにとらわれる必要はないし、私はとらわれたり支配されたりするつもりはない」と語っている。
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— Mariah Carey (@MariahCarey) 2018年4月11日