「インフィニティ・ウォー」陥落、「デッドプール2」が興収首位に
ニューヨーク(CNNMoney) スーパーヒーロー映画「デッドプール2」が米国で公開され、初週の週末の興行収入は推計1億2500万ドル(約138億円)と興収成績で首位に立ったことが21日までにわかった。制作した20世紀フォックスが明らかにした。3週にわたって興収首位を維持してきたマーベル・スタジオ制作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」から首位の座を奪った形だ。
興収首位から陥落といってもインフィニティ・ウォーの成績は素晴らしいものだ。公開から1カ月経っていないにもかかわらず、世界興収は18億1000万ドルに達している。スーパーヒーローものとしては歴代最高の収益をあげている。
インフィニティ・ウォーの興収は先週末、世界全体で1億1310万ドルだった。世界2位の市場である中国でも先ごろ、映画が公開されていた。制作したディズニーによれば、中国市場での興収は公開から10日間で3億ドルを超えた。中国で公開された西側の映画としては歴代4位の成績だという。
デッドプール2は、16年に公開された映画の続編。主演はライアン・レイノルズ。前作に続いて、R指定となっている。前作の初週の興収は1億3200万ドルだった。
専門家からは、適切に適用されれば、R指定の自由度で創造性と収益の両面を満たせることを、デッドプール2が再び証明したとの見方が出ている。