「スーパーマン」ヒロイン役の女優M・キダーさん死去、69歳
(CNN) 1978年公開の米映画「スーパーマン」でヒロインのロイス・レーン役を演じた女優マーゴット・キダーさんが、モンタナ州の自宅でこのほど死去した。マネジャーがCNNに確認した。69歳だった。
死去したのは13日で、睡眠中穏やかに息を引き取ったという。
キダーさんは上記のスーパーマンに続き80年、83年、87年公開の同シリーズでクリストファー・リーヴさん演じる主人公クラーク・ケント(スーパーマン)の相手役を務めた。
2016年のインタビューでキダーさんは、当時リーヴさんとはきょうだいのように気が合ったとし、そのおかげで劇中のキャラクターを互いに生き生きと演じられたと振り返っている。
カナダのノースウェスト準州に生まれたキダーさんは、60年代末からテレビや映画への出演でキャリアをスタート。スーパーマンで当たり役を射止めた後は、テレビや舞台で活躍を続けた。
ただ私生活では3度の結婚を経験し、双極性障害にも苦しんだ。莫大な医療費の支払いなどで、1996年にはホームレスとしての暮らしを余儀なくされている。
こうした状況はファンやハリウッド関係者らの心をとらえ、キダーさんに対する多くの支援が寄せられた。その後生活を立て直したキダーさんは、心の健康の重要性を伝える活動にも携わっていた。
死去の翌日の14日には、ソーシャルメディア上に追悼メッセージの投稿が相次いだ。
#RIP Margot Kidder. What a brave, hilarious and generous performer with a career full of iconic roles. pic.twitter.com/7ibiD18CbJ
— Alamo Drafthouse NYC (@AlamoNYC) 2018年5月14日