サラ選手乗せた不明機、捜索チームが残骸を発見
ロンドン(CNN) 英イングランド・プレミアリーグのサッカーチームに移籍が決まったエミリアーノ・サラ選手(28)を乗せ、イギリス海峡で消息を絶っていた小型機の残骸が3日見つかった。捜索チームを率いる海洋学者が明らかにした。
サラ選手とパイロットのデービッド・イボットソンさん(59)を乗せた小型機は、先月21日にイギリス海峡のチャンネル諸島付近でレーダーから機影が消えた。フランス北部のナントから英ウェールズのカーディフへ向かう途中だった。
民間からの寄付で実施された今回の捜索を指揮するデービッド・メアンズ氏は、船舶による捜索で当該の小型機の残骸を発見したとツイッターで発表。連携する英航空事故調査局(AAIB)の船舶もこれを識別したとしたうえで、残骸の発見はすでに警察を通じて遺族らに伝えられたと述べた。
AAIBの報道官はCNNの電話取材に対し、残骸が見つかったことを確認した。
メアンズ氏が率いる捜索チームは今月3日から3日間の予定で、ガーンジー島沖4平方カイリの範囲の海中を調べていた。
仏1部リーグのナントでストライカーとして活躍したアルゼンチン出身のサラ選手は先ごろ、英プレミアリーグのカーディフ・シティへの移籍が決まっていた。移籍金は1500万ポンド(約21億5000万円)と報じられていた。