米人気ラップ歌手、ジュース・ワールドさんが死去 21歳
(CNN) 米ラップ歌手のジュース・ワールド(Juice WRLD)さんが、米イリノイ州シカゴで死去した。同州クック郡の検視局が8日、明らかにした。ジュースさん(本名ジャラド・アンソニー・ヒギンズ)は今月2日、21歳の誕生日を迎えたばかりだった。
ジュースさんはシカゴ・ミッドウェー国際空港に飛行機で到着した直後、救急搬送された。シカゴ警察の報道官がCNNへの電子メールの中で、ジュースさんと同行した人たちの話として述べた。ジュースさんは近くの病院に運ばれたものの、間もなく死亡したという。
同報道官は、ジュースさんの死に不審な点はなく、現在飛行機の同乗者全員が警察に対してあらゆる情報を提供していると説明した。
警察は検視の結果を受けてジュースさんの死因などを特定する予定。
米音楽誌ビルボードによると、ジュースさんは音声ファイル共有サービス「サウンドクラウド」で発表した楽曲がヒットを記録し、2018年3月にレコード会社と契約を結んだ。
サウンドクラウドはジュースさんについて、18年に最も多く配信され、高評価を得たアーティストだったと語った。ビルボードは今年5月、ジュースさんを最も優れた新人アーティストに選出していた。
ソーシャルメディア上には、ジュースさんと親交のあったアーティストからの追悼メッセージが複数寄せられている。
ラップ歌手のドレイクさんは自身のインスタグラムで「若い才能には皆長生きしてほしいのに、目が覚めてまたこうした話を聞くのはたまらない。天賦の才にあふれた人が、短い生涯を閉じてしまった」と、ジュースさんの死を悼んだ。
Juice made a profound impact on the world in such a short period of time. He was a gentle soul, whose creativity knew no bounds, an exceptional human being and artist who loved and cared for his fans above everything else. pic.twitter.com/DsVNGNaMZK
— Interscope Records (@Interscope) December 8, 2019