映画「スター・ウォーズ」「アバター」新作は公開延期、「ムーラン」は未定に
ニューヨーク(CNN Business) 米ウォルト・ディズニー・スタジオは23日、2021年~27年に公開予定だった「スター・ウォーズ」シリーズの新作や「アバター」の続編について、公開を全て1年延期すると発表した。
つまり、来年の「アバター2」公開はなくなり、「スター・ウォーズ」新シリーズも2022年には登場しない。
8月21日に予定していた「ムーラン」の劇場公開は中止になった。新しい公開予定は発表していない。同作品は今年3月以来、何度も公開が延期されていた。
ディズニーは、「世界的な健康危機の間、映画の公開に関しては何も確定できないことが、この数カ月ではっきりした」と説明している。
ムーランの公開中止は、営業再開を模索していた映画館にとって大きな打撃となる。
ディズニーの発表を前に、世界最大の映画館チェーンを展開するAMCシアターは、米国での営業再開を8月半ばから下旬に延期すると発表していた。
しかし、ムーランに加えてワーナー・ブラザーズの「テネット」も公開未定となっていることから、パラマウントの「クワイエット・プレイス PARTII」が9月4日に公開されるまで、観客動員が期待できそうな大作映画は実質的に存在しない。
アバターのジェームズ・キャメロン監督は、「今回の延期について、私以上に失望している人はいない」とツイートした。