復活祝うコンサート、ハリケーン接近で打ち切り 米NY市
(CNN) 米ニューヨークのセントラルパークで21日夕、新型コロナウイルス感染拡大からの復活を祝う大規模な野外コンサートが開催されたが、ハリケーンの接近により、開始後約3時間で打ち切りとなった。
イベントは午後4時からのプレイベントに続いて5時に開幕し、CNNが独占放送していた。
「ウィー・ラブ・NYC:ザ・ホームカミング・コンサート」と題し、新型ウイルスワクチンの接種を完了した観客6万人を迎えて開催された。
音楽プロデューサーのクライブ・デービス氏がニューヨーク市、米コンサート・プロモーション大手ライブ・ネイションと共同で企画し、JPサックスとジュリア・マイケルズ、アンドレア・ボチェッリ、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、カルロス・サンタナとワイクリフ・ジョン、ジェニファー・ハドソン、レブランとLL・クール・Jら音楽会の大物が次々とステージに上がった。
バリー・マニロウの歌の途中でニューヨーク市警(NYPD)が荒天の警告を発し、来場者全員に退場を指示した。
コンサートが後日、再開されるかどうかは明らかでない。
大西洋上を北上していた熱帯低気圧「アンリ」が発達して21日昼前にハリケーンとなった。22日には強い勢力を保ったままニューヨーク州ロングアイランド付近に上陸する恐れがあり、ニューヨークのデブラシオ市長は21日午後に緊急事態宣言を出した。