西側報道機関、地元記者のアフガニスタンからの脱出を支援
ニューヨーク(CNN) CNNやワシントン・ポスト紙といった報道機関は、アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが権力を掌握したことを受けて、現地スタッフの安全確保に向けて作業を進めている。
ウォールストリート・ジャーナル紙は21日、アフガン首都カブールから最後の雇用者を避難させることに成功したと明らかにした。
ワシントン・ポスト紙やニューヨーク・タイムズ紙も先週、アフガンから従業員数十人を脱出させることを支援していた。この3紙はバイデン米政権に対して、タリバンの権力掌握後、支援を要請していた。
避難した人の多くは通訳やガイド、「特派員」と呼ばれることもある地元記者だ。
CNNの番組司会者、ブライアン・ステルター氏は22日の番組で、カブールやドーハ、ロンドン、ワシントンDCのスタッフが同僚のアフガン脱出のために緊急対応していると述べた。CNNも過去数日間、10人のアフガン人の同僚が国を離れられるよう目立たない形で支援したという。
ステルター氏は「多くの他の報道機関も同じことをしている」と述べ、精神的・肉体的に疲れる作業だが、必要なものだと指摘した。
FOXニュースは22日、過去数年にわたって報道にかかわってきた複数のアフガン人の「同僚」と家族を避難させたと明らかにした。