ブリトニー・スピアーズさんの父親、後見人制度適用の解除を申し立て
(CNN) 米歌手ブリトニー・スピアーズさんの父親で財産後見人も務めるジェイミー・スピアーズさんは7日、ブリトニーさんへの成年後見人制度適用の解除を申し立てた。
成年後見人制度の適用は13年間続いている。CNNが7日に入手した法廷文書によると、ジェイミーさんは今回の申し立ての中で、ブリトニーさんが今夏の2回の審問で適用解除を訴えたことに言及した。
申し立てでは、ブリトニーさんが裁判所に対し、後見人制度という「安全手すり」がない状態で人生を取り戻したいと訴えたことに言及。ブリトニーさんの望みとして、治療の時期や場所、頻度を自分で決められること、仕事で得た金銭を自分で管理して監督や監視なしに使えること、選択すれば結婚して子どもを持てることを挙げ、「端的に言えば、彼女は後見人や裁判所手続きの制約なしに、自分の選んだ人生を生きることを望んでいる」とした。
そのうえで、ジェイミーさんは娘にとって最善の選択肢を望んでいると再三表明してきたとし、「もしブリトニー氏が後見制度を解除したいと望み、自分で自分の生活を回せると思うのであれば、ジェイミー氏はそのチャンスを与えるべきだと考える」としている。
ブリトニーさんの弁護士は今回の申し立てについて、自分たちの正当性を証明するものだとの見方を示した。
ジェイミーさんは2009年以来、ブリトニーさんの財産後見人を務めてきた。一時はブリトニーさんの身上後見人も務め、19年に辞任するまで健康や医療上の問題を監督していた。