米映画撮影で誤射、アレック・ボールドウィンさんは「銃の練習」 監督供述

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撮影中に誤射が起きた時、ボールドウィンさんは拳銃を抜く練習をしていたという/Jae C. Hong/AP

撮影中に誤射が起きた時、ボールドウィンさんは拳銃を抜く練習をしていたという/Jae C. Hong/AP

(CNN) 米ニューメキシコ州で行われていた映画の撮影中に銃が暴発して撮影監督が死亡した事件で、当時、誤射した俳優のアレック・ボールドウィンさんが拳銃を抜く練習をしていたことがわかった。監督の宣誓供述書で明らかになった。

事件では、撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが死亡したほか、監督のジョエル・ソウザさんも負傷した。

サンタフェ郡の保安官事務所が24日に公開した宣誓供述書ではソウザさんは22日に捜査員に供述していた。

ソウザさんによれば、ボールドウィンさんは教会の建物のセットの座席に座って、「クロスドロー」と呼ばれる銃の抜き方を練習していた。クロスドローは銃を抜く手とは反対側にあるホルスターから銃を抜くというもの。

ソウザさんは、ハッチンズさんの肩越しに見ており、「むちのような音が聞こえると、パンという大きな音が鳴った」と述べた。

捜査員は発砲時、ソウザさんやハッチンズさんの横に立っていたカメラマンのリード・ラッセルさんからも事情を聴いた。

ソウザさんもラッセルさんも、賃金や住居の問題でカメラ部門の一部のメンバーが欠席していたことから、当時は撮影が難しい状況にあったと認めている。

ソウザさんは捜査員に対し、弾丸が入っていないことを意味する「コールド・ガン」という言葉を現場で聞いたことを確認した。

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