故プリンスさん、子ども時代のニュース映像見つかる
(CNN) 2016年に亡くなったアーティストのプリンスさんが11歳のころに撮影されたニュース映像がこのほど発見された。プリンスさんは映像の中で公立校の教師のストライキを支持する発言をしていた。
ミネソタ州ミネアポリスの放送局WCCOのスタッフが、地元の教師による1970年のストライキの映像などを調べていたところ、映像の中によく知った顔を発見した。
1人の若い少年が映像の中で記者からストの現場にいる子どもたちの大部分はピケを張る教師を支持するか質問を受けた。その少年はおなじみの笑みを浮かべて「うん」と答えた。
少年は映像の中で「彼らはもう少しお金を受け取るべきだと思う。なぜなら、私たちのために残業などをしているから」と語った。
WCCOのスタッフはこの少年がプリンスさんだと確信した。ただ一つ足りなかったのは映像の中の少年が自分の名前を言わなかったことだ。そこで放送局は少年の身元を確認するため、プリンスさんの古い友人で同じ学校に通っていたテランス・ジャクソンさんに連絡を取った。ジャクソンさんは幼稚園のころからプリンスさんを知っており、最初のバンドで共演したこともある。
WCCOの記者がジャクソンさんに映像を見せたところ、ジャクソンさんは大笑いした。そして、子どものプリンスさんがしゃべるのを聴くと、言葉を失い、涙を流した。
ジャクソンさんは、映像の中の少年が、子ども時代のプリンス・ロジャーズ・ネルソンさんだと確認した。ジャクソンさんは「本当に感動した」と語った。
プリンスさんは2016年、鎮痛麻酔薬フェンタニルを誤って過剰投与して死亡した。