ピンクフロイド、ウクライナ支援で28年ぶりの新曲

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「ヘイ・ヘイ・ライズ・アップ」を演奏するピンク・フロイド/From Pink Floyd/YouTube

「ヘイ・ヘイ・ライズ・アップ」を演奏するピンク・フロイド/From Pink Floyd/YouTube

(CNN) 英国の伝説的なロックバンド、ピンクフロイドは7日の声明で、ウクライナ国民を支援するため8日に新曲「ヘイ・ヘイ・ライズ・アップ」をリリースすると明らかにした。

ピンクフロイドが新曲を発表するのは1994年以来。収益はすべてウクライナの人道支援に充てるという。

声明によると、新曲はギタリストのデヴィッド・ギルモアさん、ドラマーのニック・メイスンさん、ベーシストのガイ・プラットさん、キーボード奏者のニティン・ソーニーさんによって演奏される。

ボーカルには、ウクライナのバンドに所属するアンドリー・フリブニュクさんが首都キーウ(キエフ)中心部で歌う音声を使用した。曲は第1次世界大戦中につくられた反戦歌で、ここ1カ月間、ロシアの侵攻への抗議として世界中で取り上げられていた。

ウクライナ人の義理の娘と孫を持つギルモアさんは声明で、戦争により静まり返った市内の広場でフリブニュクさんが歌う様子に心を動かされたと説明。「あの力強い瞬間を見て、音楽にしたいと思い立った」と振り返った。

フリブニュクさんはバンドを離れて軍に入隊した。砲弾の破片を浴びて現在は入院しているという。

ギルモアさんは「我々も多くの人と同様、独立した平和な民主主義国家が大国から侵攻され、国民を殺されるという卑劣な行為に憤りといら立ちを感じている」「ウクライナへの支援を表明したい。そうすることで、世界の大半の人が超大国による独立民主国家への侵略は完全に間違いだと考えていることを示したい」と語っている。

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