カルロス・サンタナ、公演中に倒れる 熱中症と脱水症状
(CNN) ラテンロックの先駆的存在ともされるギタリストのカルロス・サンタナさん(74)が米ミシガン州クラークストンでの公演中、ステージ上で突然倒れ、近くの病院へ搬送される騒ぎがこのほどあった。サンタナさんの代理人側が明らかにした。
SNS上の声明によると、熱中症と脱水症状が原因とした。一時は救急救命の部署へ運ばれる事態ともなったが、容体は回復したという。サンタナさん自身、後になってSNSに短いメッセージを載せ、「貴重な祈りをささげてくれた」ファンへの謝意を表明した。
「飲食を忘れて脱水状態に陥り、倒れた」とも説明した。
今回の公演は同州デトロイトから約40マイル(約64キロ)離れたクラークストンの屋外円形劇場で今月5日に実施。CNNの気象担当者によると、同地の気温は当日、平年より高い32度以上にまで達していた。
観客の1人はCNNの取材に、サンタナさんは喜びと愛を題材にした歌を始め、最中に倒れたと説明。ただ、ステージから離れる際には観客に手を振っていたという。
ファンたちが撮影した動画ではサンタナさんがステージの隅に座り込み、ギター演奏をやめる姿も収められていた。
サンタナさんはミシガン州の後にペンシルベニア州でも公演を予定していたが、延期となった。