バイデン大統領、CIA職員を称賛 プーチン氏の意図分析で
(CNN) バイデン米大統領は8日、米中央情報局(CIA)の本部で演説し、ロシアによるウクライナ侵攻前、プーチン大統領の意図を読み切る優れた分析を示したとして複数のCIA職員の功績をたたえた。
分析結果は侵攻に備え、同盟国の結集を促した米国の指導力に重要な役目を果たしたと指摘。「情報機関当局者の仕事は世界に(侵攻を)警告することを可能にした」と称賛した。
バイデン氏はこの中で、CIAの尽力に触れ、「我々は彼(プーチン大統領)が進めている事柄、彼が集結させている兵力や彼が練っている計画を知ることが出来た」と評価。このおかげで「プーチンの作戦をさらけ出してその口実に巨大な穴を開け、ウクライナで米国がしていることへの彼のうそを覆した」と説明した。
プーチン大統領に関する諜報(ちょうほう)は、北大西洋条約機構(NATO)をウクライナの自主性を維持させる努力で連携させ、ロシアの侵攻を押し戻すことに貢献したと続けた。