ドルフ・ラングレンさん、がん闘病を明かす

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スウェーデンの俳優ドルフ・ラングレンさんが自身のがん闘病を明かした/Michael Kovac/Getty Images

スウェーデンの俳優ドルフ・ラングレンさんが自身のがん闘病を明かした/Michael Kovac/Getty Images

(CNN) 映画「ロッキー」シリーズや「エクスペンダブルズ」などへの出演で知られるスウェーデンの俳優ドルフ・ラングレンさんが、自身のがん闘病について公表した。

トーク番組のインタビューの中で明らかにした。2015年に腎臓に腫瘍(しゅよう)が見つかって以降、密かに闘病を続けていたという。

20年には胃酸が逆流するような感覚を覚え、さらに複数の腫瘍があることが判明。これらは手術で摘出したものの、その後肝臓で見つかった別の腫瘍は「手術不可能」なほどに大きいと医師に告げられた。

手術以外の治療を行うことになったラングレンさんだが、婚約者のエマ・クロクダルさんによればその副作用は過酷で、口や手に痛みが走り、食事をとるのも困難な状況になった。そのため体重は減り続けたという。

65歳のラングレンさんは、医師から余命2~3年と宣告されたと明かした。ただ医師が実際に考えている期間はそれよりもさらに短いと感じたとも語った。

「自分の人生を振り返ってみれば、素晴らしいものだったと思える」「一度に5回分を生きたようなとんでもない人生で、どんなことでもやってきた」(ラングレンさん)

悔いが残るような気持ちはないと話すラングレンさんだが、子どもたちや婚約者、周囲の人たちのことを思うと切なくなると打ち明けた。

しかしその後、セカンドオピニオンを受けた別の医師が生体検査を行ったところ、腫瘍が変異していることが判明。投薬治療が可能となった結果、現在腫瘍は90%縮小したという。

医師の予想を上回るほどの治療効果が出ていることを受け、ラングレンさんは「生きていることにますます感謝するようになった」「毎日感謝している」と感極まりながら語った。

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