スウェーデンから打ち上げたロケット、誤ってノルウェーに着地 無事回収

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スウェーデン宇宙公社が打ち上げたロケット「TEXUS―58」=24日、スウェーデンのエスレンジ宇宙センター/Sweden Space Corp/Handout/Reuters

スウェーデン宇宙公社が打ち上げたロケット「TEXUS―58」=24日、スウェーデンのエスレンジ宇宙センター/Sweden Space Corp/Handout/Reuters

(CNN) スウェーデン北部のエスレンジ宇宙センターから打ち上げられた研究用のロケットが、誤って隣国ノルウェーに着地するハプニングがあった。ロケットに搭載されていた実験装置はスウェーデンが無事に回収した。

スウェーデン宇宙公社によると、現地時間の24日午前7時20分に打ち上げられたロケットは、「予定外の飛行経路」をたどって計算していたよりも長い西寄りの軌道に入った。

ロケットはノルウェーの国境を越えて15キロ飛行し、着地予定地から北西へ40キロ離れた海抜1000メートルの森林の中に着地した。

ロケットに搭載されていた実験装置は25日、良好な状態で回収され、ヘリコプターでスウェーデンのエスレンジ宇宙センターに運ばれた。

エスレンジ宇宙センターは24日、「事態を深刻に受け止めている。今はロケットが(予定よりも)北西へ飛行した原因を調べている。原因を推測するのは時期尚早で、調査で詳細が判明するのを待っている」と説明した。

ロケット「TEXUS―58」は高度250キロに到達し、欧州宇宙機関(ESA)の調査研究プロジェクトの一環として、無重力状態で3種類の実験を実施した。

この実験は、惑星がどう形成されるかを解明し、太陽電池やエンジンの効率を向上させる素材をテストする研究の一環として行われた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「宇宙」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]