闘病のセリーヌ・ディオン、来年までの全公演を中止
(CNN) カナダ出身の人気歌手で難病を公表しているセリーヌ・ディオンさんが、来年にかけて予定されていたツアーの全公演を中止すると発表した。
ディオンさんに近い関係者は26日、CNNとのインタビューで、今後ツアーを開催することはないだろうと語った。同関係者によると、ディオンさんの苦痛は大きく、理学療法を受ける毎日だという。
本人はSNSに「再びがっかりさせて大変申し訳ない」と投稿。「体力を取り戻そうと必死に頑張っているが、ツアーは100%元気な時でさえ、とてもハードなことがある。悲しいけれど、またステージに立てる状態になるまで全てを中止するのがベスト」と説明しつつ、「あきらめるわけではないことを、皆さんにお伝えしたい。またお会いできる時を心待ちにしています」と書き込んだ。
中止された公演のチケットは、購入した場所で返金を受けることができる。
ディオンさんは昨年12月、難病の「スティッフパーソン症候群」と診断されて歌唱に影響が出ていることを明かし、複数の公演を延期していた。
米国立神経疾患・脳卒中研究所によると、スティッフパーソン症候群は非常にまれな進行性の神経性疾患で、特に脳や脊髄(せきずい)などに影響を及ぼす。