選手の唇にキスしたスペインサッカー連盟会長、男子代表も非難声明を発表

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女子選手へのキスを巡るスペインサッカー連盟会長の行動に、男子代表からも非難の声/Javier Lizon/EPA-EFE/Shutterstock

女子選手へのキスを巡るスペインサッカー連盟会長の行動に、男子代表からも非難の声/Javier Lizon/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) サッカー男子スペイン代表のメンバーは4日、選手に対するキス問題の渦中にある同国サッカー連盟会長、ルイス・ルビアレス氏の振る舞いを非難した。

この中で選手らは、ルビアレス氏の振る舞いは受け入れられるものではなく拒絶したいと明言。同氏は自らが代表する機構の水準に達していないと断じた。声明は代表の共同キャプテンを務めるアルバロ・モラタ、セサル・アスピリクエタ、ロドリゴ・エルナンデス、マルコ・アセンシオの4選手が出し、スペインサッカー連盟のウェブサイトに掲載されている。

声明ではスペインサッカーが尊敬や感動、包摂性、多様性の原動力にならなくてはならないと指摘。ピッチの内外での振る舞いで模範を示す必要があると述べた。

また先月の女子ワールドカップ(W杯)を制したスペイン女子代表チームを祝福。優勝は歴史的な節目として意義深く、数えきれないほどの女性に刺激を与えたと称賛した。

ルビアレス氏が女子W杯の表彰式でスペイン代表選手の唇に一方的にキスした問題をめぐり、国際サッカー連盟(FIFA)は同氏を90日間の資格停止とし、その間に懲戒手続きを進めるとした。

男子代表のキャプテンらは声明で、一連の問題が代表チームの成功を「汚す」ことになったのは「残念だ」と述べた。

ルビアレス氏に対しては、国内で数百人が抗議行動に参加。女子代表は同氏が会長の座を退くまで試合をするのを拒否した。表彰式でキスされたジェニファー・エルモソ選手は、キスへの同意がなかった点を改めて強調している。

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