ドジャース移籍の大谷選手、契約額の大半は後払いに
(CNN) 米大リーグのドジャースに移籍した大谷翔平選手の契約額のほとんどは、10年契約が終了してからの後払いになることが分かった。事情に詳しい関係者が11日、CNNに語った。
関係者の話によると、年俸7000万ドル(約102億円)のうち約97%に相当する6800万ドル、10年間の総額にして7億ドル中6億8000万ドルは、2033年のシーズン終了後に支払われる。
大谷選手自身が予想される影響を知ったうえで検討し、交渉成立が近づいた時点で後払いを希望する意向を固めたという。
同関係者は本人の動機として、勝利とチームプレーにこだわる姿勢を指摘した。
ドジャースは大谷選手への支払いを先送りすることで、同選手の在籍中にほかのトッププレーヤーを獲得し、戦力を補強する資金の余裕ができる。
大リーグの球団は選手に支払う年俸の総額が規定額を超えると「ぜいたく税」を課されるが、ドジャースにとってはこの負担を軽減できるという利点もある。ぜいたく税の基準によると、大谷選手の年俸は契約上の7000万ドルに対し、後払いを考慮して4600万ドルに換算されるという。