オアシスのファン、大勢がチケット詐欺の被害に 再結成ツアー発表後

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英ロンドンのウェンブリー・スタジアムでは2025年に予定されているオアシスのツアーが宣伝されている/Vuk Valcic/SOPA Images/SIPAPRE/Sipa/AP

英ロンドンのウェンブリー・スタジアムでは2025年に予定されているオアシスのツアーが宣伝されている/Vuk Valcic/SOPA Images/SIPAPRE/Sipa/AP

ロンドン(CNN) 先ごろ再結成ツアーを発表した英ロックバンド「オアシス」の多くのファンがチケット詐欺の被害に遭ったことがわかった。

英銀行ロイズ・バンキング・グループの5日の発表によれば、オアシスのファンは詐欺によって平均346ポンド(約6万8000円)を失った。最大1000ポンドの被害に遭った人もいた。

ロイズは、オアシスが再結成を発表してから1カ月の間に顧客から提出された詐欺の報告を分析した。詐欺の大部分の発端はSNSの広告で、その大部分がフェイスブックから始まっていた。

フェイスブックを傘下に持つ米メタの広報担当はCNNの取材に答え、プラットフォーム上の詐欺行為への保護に対し、継続的に投資していると説明した。

ロイズによれば、8月27日から9月25日の間に報告されたチケット詐欺の被害者のうち約7割がオアシスのファンだった。

ロイズによれば、詐欺の実行犯はたいていSNSに偽の広告を投稿し、チケットを割引価格で販売したり、すでに完売したイベントのチケットを高額で販売したりして、存在しないチケットの代金を銀行振込で支払わせる。

ロイズの詐欺防止部門の幹部は、多くの事件がSNSでの偽の出品から始まっており、多くの場合はプラットフォームの独自の規則に違反しているという事実から、こうした企業が詐欺に対してより強力な措置を取ることの重要性が浮き彫りになっていると述べた。

同幹部は、信頼できる正規のプラットフォームを通じて直接購入することが本物のチケットに代価を支払っていることを保証する唯一の方法だと指摘。SNSで見つけた売り手から銀行振込を求められた場合にはすぐに警戒するよう呼び掛けた。

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