米AOL「ユー・ガット・メール」の声、エルウッド・エドワーズさん死去

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「ユー・ガット・メール」の声を担当したエルウッド・エドワーズさんが死去/From AOL/YouTube

「ユー・ガット・メール」の声を担当したエルウッド・エドワーズさんが死去/From AOL/YouTube

ニューヨーク(CNN) インターネット初期の米大手プロバイダー、アメリカ・オンライン(AOL)でメール着信を知らせる「ユー・ガット・メール」の声を担当したエルウッド・エドワーズさんが死去した。74歳だった。

地元クリーブランドのテレビ局WKYCでグラフィックやカメラ操作を担当していたエドワーズさんは、30年以上前、当時無名だったAOLのために、あの声を収録した。

妻のカレンさんは、AOLの前身のクオンタム・コンピューター・サービシズの元従業員。1989年、当時のスティーブ・ケース最高経営責任者(CEO)が売り出し予定のAOLソフトウェアに音声を入れる計画について話しているのを、カレンさんが耳にした。

カレンさんはエドワーズさんをボランティアで参加させ、エドワーズさんは自宅のリビングルームのカセットデッキで「ウェルカム」「ユー・ガット・メール」「ファイルズ・ダーン」「グッバイ」の4本を録音した。やがてこの言葉は数億人が耳にするようになり、AOLの象徴的なフレーズになった。

「あんなことになるとは思いもしなかった。誰も思っていなかっただろう」。エドワーズさんは2019年のインタビューでそう回想している。「突如としてAOLがブームになった。コンプUSAで行列に並びながら(山積みになったAOLのCDを)見て、『これ全部に私の声が入っているのに誰も知らないんだ』と思ったことを覚えている」

エドワーズさんはノースカロライナ州出身。高校時代からラジオ業界で働き始め、テレビ局のアナウンサーやラジオ番組の司会者を務めたこともある。

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